強い反応が出たら

遅発型フードアレルギーと判明したら
どのように対応すればよいのか、
どのような食物が原因となりやすいのかを併せて紹介します。

アレルギーの原因となる可能性が最も高い食物は
卵と乳製品

当クリニックで調べた人のうち8割もの人に強い反応がみられた遅発型フードアレルギー。では、どんな食物が原因になっているのでしょうか?

検査で強い反応が出る食物の中で圧倒的に多いのは卵と乳製品です。特に卵は、非常に強い反応であるレベルⅤ~Ⅵの人が約60~65%、レベルⅢ~Ⅳの中等度の人は80~85%にも及んでいました。卵に反応が出ない人は、わずか15~20%でした。

他にも原因となりやすい食品として、牛乳、ヨーグルト、チーズなどの乳製品や小麦がこれらに続きます。

アレルギーの強い反応が出やすい食物
(レベルIII以上)

※1…乳清 ※2…牛乳やチーズに含まれるリンタンパクの一種
データ:三番町ごきげんクリニック

強い反応が出たら、どうすればいいの?

遅発型フードアレルギーの対処方法は、原因となる食物の摂取量や摂取頻度をコントロールすることと、腸内環境を整えること。
食生活全体を見直し、新たな生活習慣の始まりです。

「好きなものが食べられなくなったらどうしよう」と思うと憂鬱になりますが、遅発型の場合は即時型と違って、一定期間、原因となる食物の摂取を減らすことで、改善が見られます。改善すれば、食べる頻度を調節しながら、その食物を再び食べられるようになります。

個人差はありますが、取り組んでしばらく経つと、睡眠の質や肌の調子がよくなったり、イライラが落ち着いて、集中力がアップするなど、変化を体感する人が多く、また、食生活を見直したことから、ダイエット効果など付加的な効果が出るケースも少なくありません。

これまでにないすっきりとした体調の良さを経験し、以前の自分は体調不良だったのだと改めて気づく人もいらっしゃいます。

遅発型フードアレルギーと判明したら

ごきげんクリニックの6ヶ月コンサルテーション

遅発型フードアレルギーの特徴的な
2つの反応パターン

遅発型フードアレルギーには、二つの特徴的な反応パターンがあります。
一つは「食物そのものが原因となるパターン」、もう一つは「腸のバリア機能の破たんが原因となるパターン」です。
「食物そのものが原因」の場合、原因となる食物に強い反応が見られますが、そのほかの食物にはほとんど反応が見られません。
それに対し、「腸のバリア機能の破たん」が原因の場合、ほとんどすべての食物に、一定以上の強い反応が見られます
これは、リーキーガット症候群と深い関連があります。

腸のふるいの目が粗くなるリーキーガット症候群

「リーキーガット症候群」(Leaky Gut Syndrome)とは、日本語で「腸管壁浸漏症候群」とも呼ばれ、近年、アレルギーをはじめとした様々な病態の原因の一つとして注目されています。
本来、食事で摂った栄養素は、小さな分子にまで細かく分解され、腸から体内に吸収されます。一方で、未消化で大きな分子のままのものや、有害物質、病原菌などは、体内に入り込まないように腸で「ふるい」にかけられます。それが、腸のバリア機能といわれるものです。

リーキーガット症候群は文字通り、「漏れやすい(=Leaky)腸(=Gut)」になっている状態のことです。ふるいの目が粗くなり、本来必要のないものまで、腸から体内に入ってしまいます。その際に取り込まれた、未消化なたんぱく質は「異物」として認識され、IgG抗体と結合して免疫複合体を形成します。この免疫複合体はすぐには排除されずに、血液循環にのって体内のさまざまな部位に蓄積し、過剰になると遅発型フードアレルギーの症状として出てくるのです。

遅発型フードアレルギーを調べることで、その傾向を把握することが可能です。

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「検査を受けてみたい。でも陽性反応が出たら心配……」ここまで読んで、そう思った人も多いはず。
遅発型アレルギーにまつわる、さまざまな疑問にお答えします。

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