Contents
超悪玉LDLコレステロール(sdLDLコレステロール)検査
“悪玉”よりも危険な“超悪玉”とは?リスクを見逃さない最新検査
超悪玉LDLコレステロール検査は、心筋梗塞や脳梗塞などの重大な循環器疾患のリスクを、より正確に評価するための血液検査です。
LDLコレステロールは一般に「悪玉」と呼ばれますが、その中でも特に粒子が小さく密度が高いタイプ(sd-LDL:small dense
LDL)は、血管壁に入り込みやすく、酸化されやすいため、動脈硬化を強く進行させる性質があります。このため、「超悪玉コレステロール」とも呼ばれています。
sd-LDLコレステロールは血中滞在時間が長く、通常のLDL-コレステロールよりもアテローム形成(動脈内プラーク)を促進する作用が強いのが特徴です。LDL-コレステロールが基準値内であってもsd-LDLコレステロールが高値を示すケースも多く、リスク層の見逃しを防ぐために非常に有用な検査とされています。
1980年代後半、アメリカで「中性脂肪が増えるとLDLコレステロールが小型化する」ことが報告されて以降、sd-LDLコレステロールの測定は注目されるようになりました。sd-LDLコレステロールは粒子が小さいため、血液中に多く存在しても、通常のLDLコレステロール値に明確に反映されないことがある点に注意が必要です。
この検査では、sd-LDLコレステロールの量を定量的に測定することで、LDLコレステロールが正常でも見逃されがちな動脈硬化の進行リスクを明らかにします。採血のみで実施可能で、無症状の段階でもリスク評価ができる点が大きな利点です。
この検査でわかること
- 血液中の小型LDL(sdLDL)コレステロールの量を測定
- 通常のLDLコレステロール値では判断しづらい動脈硬化リスクのチェック
- 心筋梗塞・脳梗塞の発症リスクの評価
- 治療や生活習慣の改善が必要なリスク層を評価
この検査をおすすめする方
- LDLコレステロール値が正常でも心血管リスクが気になる方
- 家族に心疾患・脳卒中の既往がある方
- 糖尿病やメタボリックシンドロームの診断を受けている方
- 健康診断で動脈硬化の兆候を指摘された方
- 中性脂肪が高い方
- 肥満体型の方
注意事項
- 4~5時間の空腹状態でご来院ください
- 検査直前(12時間以内)の飲酒や喫煙は検査値に影響する可能性があるので控えてください