NAD+検査(NAD/NADH Profile)

総ホモシステイン検査は、動脈硬化や脳・心血管疾患のリスクを早期に評価するための血液検査です。

NAD+は加齢とともに減少する生命活動に必要な補酵素です。
NAD+を維持することで身体機能・認知機能の維持や向上、加齢によるNAD+の低下が要因で起こる病気の発症予防・若返りの効果が期待されます。
NAD+検査は、血中のNAD+濃度をはじめとして、NADH・ナイアシン関連データを測定する新しい未病指標です。ナイアシン・NMNサプリメントやNAD+点滴治療の効果判定に有用です。

この検査でわかること

サプリメントや点滴での治療をしていない場合
加齢や生活習慣によって自然に変化する補酵素レベルを「現在の状態」として把握することができます。
このデータをもとに、生体エネルギー代謝やDNA修復機能、神経保護機能の低下リスクを早期に察知し、生活改善や栄養補給の必要性を評価できます。将来的な認知機能や慢性疾患リスクの予防指針としても有用です。
サプリメントや点滴などで補充治療を受けている場合
NAD+補充療法(点滴・サプリメント)の効果が客観的に判定できます。
特に、エネルギー産生の効率や抗酸化作用の回復度、細胞老化への影響を数値として把握できるため、治療の必要性・効果判定・継続判断に役立ちます。個別最適な補充量や投与間隔の調整にも活用され、より科学的なアンチエイジング・再生医療の実践が可能になります。

この検査をおすすめする方

  • NAD+点滴やNMNサプリメントを使用中の方
  • 神経変性疾患やミトコンドリア機能障害が心配な方
  • 年齢とともにエネルギーの低下を感じている方
  • 慢性疲労やストレスを感じやすい方
  • 認知機能や記憶力の低下が気になる方
  • アンチエイジングや予防医療に関心がある方

NAD+とは

NAD+は、ヒトをはじめとする哺乳類、植物、細菌など、すべての生物種の細胞内に存在する重要な補酵素です。1906年、酵母の発酵を促進する因子として初めて発見されて以来、細胞のエネルギー代謝や生命維持に関わる重要な物質として研究されてきました。

NAD+は細胞内で500種類以上の化学反応に関与しており、特にミトコンドリアでのATP(エネルギー)生成や、TCA(クエン酸)回路などの代謝経路において不可欠な役割を果たします。さらに、DNA修復、炎症制御、神経保護、老化抑制といった、生体の恒常性維持やエイジングケアの観点からも重要視されています。

体内のNAD+濃度は10代後半をピークに加齢とともに減少し、40代ではピーク時の約半分にまで低下するといわれています。NAD+の不足は、エネルギー不足や代謝の乱れ、さらには老化の加速や糖尿病、神経変性疾患などの生活習慣病の一因になるとされています。 また、NAD+の働きの中でも特に注目されているのが、長寿遺伝子「サーチュイン」の活性化です。NAD+はサーチュインの働きをサポートし、細胞の修復・炎症抑制・老化制御といった重要なプロセスを担っています。また、神経変性疾患(アルツハイマー病、パーキンソン病)、緑内障やある種の網膜変性疾患にもNAD+レベルの低下がみられ、NAD+代謝はこれらの疾患の治療標的でもあります。

本来、NAD+は体内で自然に産生されますが、加齢に加え、慢性的なストレス、睡眠不足、栄養の偏り、過剰なアルコール摂取などの要因により、その生成能力は次第に低下します。NAD+が不足すると、エネルギー代謝が滞り、細胞の修復力も低下します。その結果、慢性疲労、集中力の低下、認知機能の衰え、老化の進行といった不調の原因となることが分かってきています。