Myco TOX Profile(マイコトキシン検査):カビ毒検査

目に見えないカビ毒(マイコトキシン)から体を守るために
― 慢性不調の背後に潜む環境毒素を可視化する―

私たちは日々、食品や空気、水、建物、生活用品などを通じて、知らぬ間に「マイコトキシン」と呼ばれるカビ由来の有害物質にさらされています。これらの毒素は、免疫力の低下やミトコンドリアの機能障害、ホルモンバランスの乱れなど、健康に深刻な影響を及ぼすことがある一方で、一般の検査では検出することができません。
MycoTOX Profileは、11種類の主要マイコトキシン(アフラトキシン、オクラトキシン、トリコテセン類、ゼアラレノンなど)を尿から分析し、慢性的な体調不良や原因不明の不調の「隠れた原因」を明らかにする、精度の高い環境毒素スクリーニング検査です。

マイコトキシン

マイコトキシンとは

マイコトキシンとは、特定のカビ(真菌)が自然に産生する有毒な代謝産物の総称であり、その種類は数百にも及びます。これらは食品や飼料、建物、家畜などに広く存在し、汚染された食品の摂取、皮膚からの接触、汚染空気の吸入、胎盤や授乳を介した曝露などによって、人体や動物にさまざまな健康被害をもたらします。中には発がん性を有する種類も確認されており、特に長期間にわたる少量の曝露が、免疫障害や肝機能障害など慢性的な健康問題の一因と考えられています。マイコトキシンは熱に非常に強く、加熱調理や加工処理をしても毒性が減少しにくい厄介な特徴があるため、食品の生産や乾燥、貯蔵などの段階でカビの発生とマイコトキシンの生成を防ぐことが重要です。実際、EUでは全穀類の約20%にマイコトキシン汚染が確認されており、世界的にも過小評価されがちなリスクとして警戒されています。

マイコトキシンへの曝露は、吸入・摂取・空中を浮遊するカビ胞子への皮膚接触・食品汚染・水で傷んだ建物など様々な経路から生じます。マイコトキシンの影響を受けるかどうかは、年齢・性別・その他の基礎にある疾患や栄養状態・曝露期間などによって変化します。マイコトキシンへの曝露は、潜在的に広い毒性影響を及ぼし、神経系・生殖器系・胃腸系・腎臓および肝臓に影響を及ぼす可能性があります。一部のマイコトキシンは発がん物質として知られています。
マイコトキシンは、細胞構造や重要な細胞過程に干渉します。ほとんどのマイコトキシンは免疫抑制効果があり、細胞毒性を与えるものも多いため、皮膚・肺・腸内細菌などに悪影響を及ぼす可能性があります。曝露により、ミトコンドリア損傷やグルタチオン枯渇の原因となるほか、マクロファージ系を損傷し、細胞内毒素に対する感度が高くなります。また、様々な健康上の問題と関連する可能性があります。

マイコトキシンによる代表的な症状

  • アレルギー症状(くしゃみ・鼻水・湿疹など)
  • 消化不良・下痢・腹痛
  • 免疫力の低下・頻繁な感染症
  • 肝機能の異常
  • 呼吸器症状(咳・息切れ・喘息の悪化など)
  • 不眠・集中力の低下
  • 皮膚のかゆみ・湿疹・赤み
  • 抑うつ・気分の浮き沈み
  • 難治性の頭痛
  • 慢性疲労

マイコトキシンとの関連が疑われる疾患

  • がん(主に肝臓・食道)
  • 慢性疲労症候群(CFS)
  • アトピー性皮膚炎
  • 慢性副鼻腔炎
  • 過敏性腸症候群(IBS)
  • 自己免疫疾患(関節リウマチ、全身性エリテマトーデスなど)
  • 神経変性疾患(アルツハイマー病・パーキンソン病)
  • 腎機能障害
  • 呼吸器疾患(喘息、慢性気管支炎など)
  • 発達障害や学習障害

Myco TOX Profileでわかること

検査では尿中に排泄された「マイコトキシンの代謝産物」を測定します。これにより、最近あるいは継続的にどの程度カビ毒にさらされているか(曝露度)が数値で示されます。

検出される主なマイコトキシンの種類
アフラトキシン・オクラトキシン・トリコセテン・ゼアラレノン・その他 (全11種類)
慢性症状との関連を探る手がかり
慢性的な倦怠感、頭痛、アレルギー症状、消化不良、皮膚疾患、神経系の不調などが、カビ毒との関連性があるかを評価する材料になります。
環境リスクの把握
高い数値が出た場合は、生活環境(住居・職場)のカビ汚染が疑われます。検査結果をきっかけに、住環境の改善や食生活の見直しの必要性が分かります。

この検査をおすすめする方

  • 長期間にわたり原因不明の体調不良が続いている方
  • カビの多い建物・住宅・職場環境で過ごす時間が長い方
  • 発酵食品・ナッツ類・穀類などを多く摂取する習慣のある方
  • 自己免疫疾患や慢性疾患を持つ方
  • カビアレルギー、またはカビによる健康被害の既往歴がある方