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2009/06/22

「歯磨き粉はどう選ぶ?」

アメリカ人は全人口で、年間2000億回も歯磨きをし、またそれに16億ドルも費やす国民だと言われています。デパートやスーパー、ドラッグストアには、さまざまな効用をうたった歯磨き粉が所狭しと並べられていますが、これらはどう違うのでしょうか?本当にパッケージに書かれている効果があるのでしょうか?果たしてあなたは自分に合った歯磨き粉を選んでいるのでしょうか?

まず歯磨き粉がどのように機能するかを説明します。
口の中には500種類以上の微生物が存在しています。これらの微生物は、口の中に残った食べ物を餌にし、酸と揮発性硫黄化合物と呼ばれる粒子を生成します。また食べかすからプラークも作ります。酸は歯のエナメルを侵食し、虫歯を作りますし、揮発性硫黄化合物は口臭の原因となるものです。

歯磨き粉を使って歯を磨くことは、歯を清潔に保ち、プラークを作るバクテリアと闘うことなのです。

  • 歯磨き粉に入っている研磨剤はプラークや食べ物の色素(ステイン)を取り除き、歯の表面を磨きます。
  • ほとんどの歯磨き粉に入っているフッ素には、酸によってエナメルが侵食されるのを防ぐ働きがあります。
  • 歯磨き粉に含まれているキシリトールや、抗菌剤のトリクロ酸なども、バクテリアの増殖を防ぐ効果があります。

○フッ素
歯磨き粉の中で、最も重要な成分です。フッ素には、歯のエナメルと合体し、歯を強くして酸に対抗するという働きがあります。フッ素は、世界中で実験を繰り返し、1950年代にその働きが明らかにされました。

○研磨剤
研磨剤は、歯磨き粉に磨く力を与え、ステインやプラークを取り除きます。研磨剤がちゃんと入っているかをチェックするのも大切です。ただし、多すぎると歯のエナメルを痛めてしまいますので、気をつけましょう。

しかし実際、歯磨き粉の多くには、この研磨剤が多く含まれすぎています。そのため、歯のエナメルが実際に削り取られてしまっているのが現実です。エナメルは2度と再生しないものですので、この点は慎重になる必要があります。歯科医も、研磨剤が最も少ない歯磨き粉を選ぶことを勧めています。

○洗浄剤
洗浄剤は、泡を作り、歯磨き粉を口の中に留めておくためのものです。ただし最もよく使われいるラウリル硫酸ナトリウムは、口内炎を悪化させることが分かっています。

○保湿剤
保湿剤は、歯磨き粉の質感を保ち、乾燥を防ぎます。

○増粘剤
増粘剤も同様に歯磨き粉の質感を作り出しています。

○防腐剤
防腐剤は、歯磨き粉内の微生物増殖を防ぐとともに、冷蔵保存の必要性をなくす役割をしています。

○フレイバー及び甘味料
フレイバーと甘味料は、歯磨き粉に味を加えています。これらは、洗浄剤のまずい味を消すためには不可欠です。中でもサッカリンは最もよく使われる甘味料です。その安全性については、多くの人が疑問を抱いていますが、研究者たちは、歯磨き粉のような少量の場合は危険性はないと結論付けています。

○着色料
着色料は、歯磨き粉をカラフルにしています。

○ベーキングソーダ及び酸化化物
これらの成分は、歯磨きをした後のスッキリ感を与えてくれます。また少しですが、歯を美しくしていることもわかっています。ただしベーキングソーダには、高血圧の人の症状を悪化させる可能性もありますので、気をつけたいところです。

では、ホワイトニング効果のある歯磨き粉は本当に歯を白くしてくれるのでしょうか?残念ながら、こういった歯磨き粉は、色素やプラークを取り除いてはくれますが、歯そのものを白くする働きはありません。また過剰な研磨剤のせいで、歯のエナメルは削り取られ、逆に黄色くなる可能性もあります。

ホワイトにング効果をうたった41種類の歯磨き粉を調べてみたところ、ステイン除去力とメーカーのうたい文句には、何の関連性もないことが明らかになりました。ステインをなくす点については、過酸化物を含んでいる歯磨き粉も、含んでいない歯磨き粉と、何の違いもないのです。

多くのCMを見て、商品のラベルを読み、山のような数字と研究結果を考慮した結果、たどりついたのは、フッ素が含まれていれば、どの歯磨き粉を選んでも間違っていないということでした。値段はそれほど関係ないようですよ。

【 SOURCE/REFERENCE:HealthNews 】