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診療内容

点滴療法 — 動脈硬化に対するキレーション療法 —

動脈硬化の改善を目的としたキレーション療法の場合、点滴により、Na-EDTAというキレート剤を投与します。

動脈硬化に対するキレーション療法の適応

動脈硬化に対するキレーション療法の適応は以下のとおりです。

主に、冠動脈疾患、糖尿病性動脈閉塞などの動脈硬化性疾患。

その他、高血圧症、末梢神経障害、自己免疫疾患(リウマチなど)、頸動脈疾患、変形性関節症、脳血管疾患、末梢血管障害、繊維筋痛症、間欠性跛行、骨粗しょう症、神経障害、傷の治りが遅いなど。

動脈硬化を調べる検査

三番町ごきげんクリニックでは、頸動脈エコーを用いて、動脈硬化を診断します。これは、頸動脈は、身体の中でも動脈硬化が発生しやすい部分です。超音波を用いて、頸動脈の血管内腔の形状や血管内膜および血管壁の状態を診察します。頸動脈における動脈硬化を調べることは、全身の動脈硬化の進行を把握するのに非常に役立ちます

動脈硬化に対するキレーション療法の実際

  • Na-EDTAを1時間30分〜3時間かけて点滴します。20〜30回の治療を、週に1〜2回の頻度で行います。治療の頻度は、その方の状態によって異なります。検査結果に基づき、ドクターが治療プログラムを設計します。
  • 5回のキレーション療法ごとにミネラル・ビタミンの点滴・血液検査を行います。
  • 上記コースが終わった後は、月に1〜2回の維持治療を行います。
  • Na-EDTAは消化管からほとんど吸収されないため、経口投与では効果が見られません。
  • 投与時間と投与量など、定められた方法で行えば、大きな副作用なく治療を行うことができます。

キレーション療法の動脈硬化に対するメカニズム

キレーション療法が動脈硬化に有効である理由として、血行の改善、動脈の酸化防止、鉛などのからだに有害なミネラルの除去、カルシウム代謝の改善、血液をサラサラにする効果など、複数のメカニズムが考えられています。

キレーション療法は、単に動脈硬化に効果があるだけでなく、抹消循環の改善や流れている血液の状態そのものも改善することで様々な病気の予防につながります。

動脈硬化に対するキレーション療法の効果

多くの論文(※)により、キレーション療法の動脈硬化性疾患に対する効果が報告されていますが、もっとも重要なことは、日常生活を見直すことです。キレーション療法を継続しても、日常生活(食生活、エクササイズ、喫煙、飲酒など)が改善されなければ、十分な効果は得られません。

動脈硬化に対するキレーション療法の副作用

動脈硬化に対しては、とくにNa-EDTAというキレート剤を用います。Na-EDTAを用いたキレーション療法には以下のような副作用が起こる可能性があります。

  • 血管痛、静脈炎
    Na-EDTAを血管に注入することにより、血管に痛みを生じたり、炎症を起こすことがあります。その場合、点滴のスピードを調節したり、点滴部位を温めたりすることで解消します。
  • ビタミンBの減少
    Na-EDTAを点滴することで、ビタミンBが体外に排出されてしまいます。そのため、キレーション療法を行う際には、ビタミンBの補充が必要です。治療期間中はビタミンBをサプリメントとして摂取していただきます。
  • 腎障害
    Na-EDTAを急速に点滴すると腎臓に障害を与える可能性があります。定められた方法で行えばこのような副作用は予防できます。
  • 必須ミネラルの減少
    Na-EDTAを点滴すると、カルシウム、マグネシウム、亜鉛などの必須ミネラルも、若干、体外に排出されてしまいます。その量は有害ミネラルに比べ少量ですが、キレーション療法を行う際には、必須ミネラルの補充が必要です。治療期間中は必須ミネラルをサプリメントとして摂取することと、キレーション療法5回ごとに1回ミネラル点滴を行います。
  • 低カルシウム血症
    上述したように、Na-EDTAを点滴することによって必須ミネラルが体外に排出されますが、とくに問題となるのは、低カルシウム血症を生じる可能性があるということです。これについても、治療期間中はカルシウムをサプリメントとして摂取することと、キレーション療法5回ごとに1回ミネラル点滴を行うことで補います。(Ca-EDTAを使用した場合には、低カルシウム血症は生じません)
  • 全身倦怠感
    数%のケースで、点滴後に、疲労感、脱力感、頭痛、吐き気などを感じる場合があります。これは、有害なミネラルが体内から血管内に移動し、尿中に排出される減少に伴うもの、また、必須ミネラルが減少することと関係があります。こうした症状は、キレーション治療を始めたころに多く、3〜5回と治療が進むにつれて消失する傾向があります。必須ミネラルの補充や必要に応じたキレート剤の量の調節で対応します。
  • 低血糖
    キレーション治療には血糖値を下げる作用があるため、空腹時に点滴をすると低血糖を起こすことがあります。キレーション治療前には食事を摂っておくことが望ましいです。やむを得ず、空腹の状態で治療を受ける場合に備え、当点クリニックでは、果物やあめなどをご用意しております。
  • アレルギー
    非常にまれですが、Na-EDTAにアレルギーのある場合があります。この場合には、この治療を継続することはできません。
  • ビタミンB欠乏
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